病気と治療のQ&A-お役立ち医療情報
目次

食道について

Q:逆流性食道炎?Q:胃食道逆流症と逆流性食道炎の違いQ:食道がんにかかりやすい人

胃・十二指腸について

Q:ピロリ菌感染症Q:胃・十二指腸潰瘍とピロリ菌感染の関係Q:慢性胃炎

Q:胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因Q:胃がんはどんな症状Q:機能性ディスペプシアとは

新たな記事を更新中。今後の医療情報をお楽しみに

食道について
逆流性食道炎って何?

胃酸などの胃の内容物が食道に逆流して、胸やけなどの不快な症状が出る病気です。

逆流性食道炎は下部食道括約筋が弱まったり、胃酸が増え、胃液や内容物が食道内に逆流することによって起こります。胸やけ、呑酸(酸っぱい液が口まで上がってくる)、胸痛、のどの違和感、など様々な症状が起こります。狭心症や気管支炎、喘息と間違われることもあります。治療法もありますので、症状がみられる方は一度医師に相談してください。薬による治療だけだはなく食事の内容や日常の生活を注意することで症状が良くなったり軽くなることもあります。

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胃食道逆流症逆流性食道炎の違いを教えてください。

逆流性食道炎と似ています。

胃食道逆流症(GERD)は、胃酸などの胃の内容物が食道に逆流することによって症状が出る病態の総称です。食道にびらんや潰瘍などができる逆流性食道炎と食道にびらんや潰瘍が見当たらない(NERD)、バレット食道などが含まれます。逆流性食道炎と同じような症状がみられますが、他の病気との鑑別も必要ですので、検査、治療について医師に相談してください。

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食道がんにかかりやすい人は?

食道がんの発生には、飲酒、喫煙、遺伝子の異常が関係しています。

食道がんは、がん遺伝子の変調や過度の飲酒歴や喫煙が関係していると言われています。特にアルコール代謝酵素欠損が食道がんの原因の一つとして重要です。少しお酒を飲んだだけですぐ赤くなる人がたくさんお酒を飲むようになると、食道がんになる危険性が高くなります。女性より3~5倍男性の方がかかりやすく、60歳以上になると注意が必要です。早期がんの段階では症状がありませんので定期的な検査が必要です。1年に一回内視鏡検査を受けましょう。食道がんにかかっても、早期の粘膜がんであれば内視鏡で治療が可能です。特に胸がしみる、つかえるなどの症状が見られる場合はすぐに検査を受けてください。

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胃・十二指腸について
ピロリ菌感染症は治りますか?

ピロリ菌感染症は、3種類の飲み薬を1週間飲むことで治る可能性が高いです。

ピロリ菌は、1982年に発見されましたが、それまで胃の中には胃酸があるので細菌は生きられないと考えられていましたので、大発見と言えるでしょう。ピロリ菌は自分が生き続けるために胃酸を中和したり、毒素を出したりするために様々な病気を引き起こします。慢性萎縮性胃炎、消化性潰瘍、過形成ポリープ、MALTリンパ腫、胃がんなどの胃内病変だけでなく、特発性血小板減少性紫斑病、鉄欠乏性貧血、慢性蕁麻疹などの胃外病変の原因になることもあると言われています。
ピロリ菌にはどうやって感染してしまうのでしょうか。幼児期およそ5歳までに口から感染すると言われています。飲み水や両親から菌が入り込むようです。慢性胃炎の状態が続くと30歳くらいから萎縮性胃炎となり、40歳くらいで腸上皮化生、50歳くらいで腺腫、60歳くらいで胃がんへと進む危険があります。
それでは治療法はあるのでしょうか。除菌の治療法はあります。3種類の薬(胃酸を抑える薬と2種類の抗生剤)を1週間内服することによって、70~80%の方で除菌が成功します。最初の治療(一次除菌)で除菌不成功であった場合、次の治療(二次除菌)があります。一次除菌治療薬のうち抗生剤を1種類変えて再び1週間内服します。一次除菌と合わせると90~95%の方で除菌が成功します。残念ながら除菌が不成功だった場合当院では三次除菌治療を行っています。三次除菌治療は健康保険適応ではありませんので自由診療となります。
除菌によるデメリットもあります。逆流性食道炎の症状が出たり、体重が増加する場合があります。しかし、デメリットよりもメリットの方が大きいと考えられますので除菌治療をおすすめします。胃がんの予防のためにはピロリ菌の除菌治療が必要だからです。
また、除菌治療が成功しますと胃がんにかかるリスクは減りますが、0にはなりませんし、もともとピロリ菌がいない方に比べると胃がんにかかるリスクは高いですので、ピロリ菌が消えても1年に一回胃カメラ検査はぜひ受けてください。

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胃・十二指腸潰瘍ピロリ菌感染の関係を教えて下さい。

最近の研究で胃・十二指腸潰瘍の95%以上にピロリ菌感染がみられます。

潰瘍の治療は、制酸剤と粘膜保護剤での治療が一般的です。現在の薬は胃酸分泌を強くおさえるため潰瘍治癒率は高く手術や入院治療は激減しました。しかしながら、服薬をやめると高率に再発をきたすため長期間の服薬が必要でした。
最近の研究で、消化性潰瘍の主な原因としてピロリ菌感染が明らかとなりました。ピロリ菌感染があると必ず潰瘍になるわけではありませんが、胃・十二指腸潰瘍の95%以上にピロリ菌感染がみられます。また、ピロリ菌を除去すると服薬なしでもほとんど再発しないことが明らかとなりました。
我が国では、平成12年11月に胃・十二指腸潰瘍に対してピロリ菌を除去するための「除菌療法」が保険医療として実施できるようになりました。除菌療法は、3種類の薬剤を1週間服用するだけの治療で外来通院で可能な原因療法です。
今後の潰瘍治療は、「除菌療法」が中心となりますが、除菌が成功しない場合や除菌後の再発もまれにみられます。また、ピロリ菌感染と胃炎・胃癌などの関連も検討されています。
「除菌療法」は専門性を有した治療ですので、内視鏡検査のできる専門医にご相談することをおすすめします。

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慢性胃炎は治療が必要ですか?

ピロリ菌が原因の場合は治療が必要です。

慢性胃炎とは、表層性胃炎とよばれるリンパ球を中心とする炎症細胞浸潤が胃粘膜にみられ、放っておくと粘膜の萎縮が進行し、胃がんができることがあります。
症状は上腹部不快感、腹部膨満感、食欲不振などです。
原因はほとんどがピロリ菌ですので、菌が検出された場合は除菌治療を受けられることをおすすめします。

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胃潰瘍十二指腸潰瘍の原因は何ですか?

ピロリ菌、非ステロイド性抗炎症薬、胃酸などが原因です。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍は、ピロリ菌、非ステロイド性抗炎症薬などによって防御機構が傷害され胃酸などの攻撃によって粘膜が傷つき、粘膜や組織の一部がなくなってしまう病気です。症状は、痛みや不快な症状、吐血、下血など様々で、胃が穿孔し腹膜炎を起こしてしまうこともあります。胃酸の分泌が多い人は、十二指腸に胃の粘膜ができ粘膜がピロリ菌の影響により弱くなり胃酸の攻撃を受け、十二指腸潰瘍ができると言われています。ストレスも潰瘍の原因となります。自律神経の働きが乱れると粘膜の血流が悪くなり、粘膜が傷つきやすくなり潰瘍が出来てしまします。以前は胃潰瘍、十二指腸潰瘍は手術で治していた時代がありましたが、現在ではほとんどの場合飲み薬で治りますので早めの検査と治療を受けてください。

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胃がんはどんな症状が出ますか?

早期がんの場合ほとんど症状がありません。

胃がんは早期の段階ではほとんど症状がありません。進行するに従って食欲不振、吐き気、嘔吐、体重減少、全身倦怠、吐血、下血、腹痛、腹部不快感、胸焼けなどいろいろな症状が出てきます。そのため、早期の段階で発見するためには1年に一回の定期的な胃カメラ検査が必要です。早期がんの場合、胃カメラによる治療(ESD内視鏡的粘膜下層剥離術)が可能です。進行してしまうと、腹腔鏡下手術や開腹手術が必要となり体への負担も大きくなります。かなり進行してしまうと治らないこともあります。早期であれば、体の負担も治療費も軽く、入院期間も短く、完治も可能というわけです。当院では、胃カメラ検査を毎日行っておりますので、いつでもご相談ください。経鼻内視鏡や鎮静剤を用いた経口内視鏡など苦痛の少ない検査を心がけていますので、苦しそうだから受けたくないと思っている方、以前苦しい思いをしたから受けたくないと思っている方はどうぞご相談ください。

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機能性ディスペプシアとは何ですか?

胃カメラで症状を説明しうる粘膜などの異常がないのに、みぞおちの痛みや、食後の膨満感や、早期満腹感などの上腹部症状が起こる病気です。

これまで気のせいとか神経性胃炎と言われてきた多くが機能性ディスペプシアです。原因としては、胃運動機能異常、胃酸、粘膜の炎症、内臓の知覚過敏、脳の知覚過敏、精神神経因子などが様々に関与しています。胃カメラで異常がないのにどうやって診断するのかと申しますと、まず、辛いと感じる食後のもたれ感、食事の時すぐお腹いっぱいになる早期満腹感、みぞおちの痛み、みぞおちの灼熱感の内の症状がひとつ以上あること。それから胃カメラで異常がないことを確認すること。そして6ヶ月前から症状があり、3ヶ月間は診断基準を満たすことです。現在では治療薬も開発され、それはアコファイドという名前の飲み薬です。胃腸の動きにはアセチルコリンという物質が関与していますが、このアセチルコリンを分解するアセチルコリンエステラーゼを阻害しアセチルコリンの働きを強めて、胃腸の動きをスムースにするのがこの薬です。当院でも処方しておりますのでいつでもご相談ください。

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医療法人 川原クリニック 内科・胃腸内科・外科

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